Instagramは最近、さまざまな集客に利用されています。中でも、飲食店のInstagramアカウントはここ数年で急増しており、うちもInstagramを始めなくては!と考える、飲食店経営者も多いのではないでしょうか。
Instagram運用には、企画や運用方法、知っておくべき知識など、たくさんの抑えるべきコツがあります。抑えるべきコツを知っているか否かで、集客に大きな差が生まれます。
この記事では、初心者でもわかるように、飲食店のInstagram運用が集客につながる理由や注意点、運用のコツについて解説します。
- 飲食店がInstagramをやるメリット
- 飲食店のInstagramをやるデメリット
- 飲食店おすすめのInstagramの運用方法とは?
- 飲食店のInstagram運用成功事例
この記事を読めば、初心者でもInstagramを上手く活用できて、飲食店での集客の初速をつけることができます。ただ、メリットだけでなく、デメリットや注意点もありますので、ぜひ最後までお読みください。
Instagramを上手く活用して、まわりの飲食店と差をつけるのじゃ!
飲食店のInstagram運用方法で迷ったときにいつでも見返せるように、この記事をブックマークやリンクを保存しておくことをおすすめします!
飲食店がInstagramをやるメリット
総務省が発表した「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、Instagramの全年代の利用率は48.5%でした。今回の調査では、Twitterを上回り、LINEに次ぐ高い利用率です。
最近では、Instagramのハッシュタグ検索を使って飲食店を探す人が増えており、それに応じて、数年で飲食店のInstagram運用も増加傾向にあります。
Instagramは、基本的に無料で利用ができるので、お店側の負担はありません。よって、飲食店がInstagram運用をして集客することは、今や常識になりつつあります。
飲食店がInstagramをやるには、さまざまなメリットがあります。
- 幅広い年齢層に認知される
- ファンの獲得やリピート率が上がる
- 多くの集客を見込める
- ホームページや他のSNSと連動で集客効果
Instagram運用は先々の集客に大きく影響するから、できるだけ早くスタートするのじゃ!
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幅広い年齢層に認知される
総務省の調査報告書によると、Instagramは幅広い年代の人が利用しています。
全世代の利用率は48.5%で、年代別で見ても、20代が78.6%と最も利用率が高く、次いで10代は72.3%が利用しています。
Instagramは、30代と40代でも50%以上が利用しており、幅広い年齢層の人が使っているので、お店のアカウントを認知してもらいやすいです。
ほとんどの年代で、Instagramを利用しておるのがわかるのう!
ファンの獲得やリピート率が上がる
従来の飲食店の集客は、一度来店してもらって、味やサービスに満足した人が、また来たい!と思ってリピーターになる、このリピーターの獲得こそが、集客の肝でした。
しかし、コロナ渦による生活様式の変化で、実際に来店をしていなくても、行ってみたい!と思わせてファンにさせる集客方法にシフトする対応を迫られています。
Instagramのフォロー機能によって、新メニューやキャンペーン情報などを常に発信していくことで、新規だけでなく、ファンやリピーターの集客を効果的に行うことができます。
多くの集客を見込める
Instagramは、SNSの中でLINEに次いで利用率が多いツールです。Instagramの利用率は、全年代で増加の一途をたどっており、Instagram運用を通じて多くの集客が見込めます。
また最近では、カフェやレストランを探すときにInstagramを使う人が増えています。検索したい単語の頭にハッシュタグ(#)を付けて検索すると、メニューやお店の雰囲気が分かる写真付きの投稿がたくさん出てきます。
投稿はお店だけでなく、実際に利用した人からの投稿も多いので、口コミの代わりとして参考にしている人が多いです。
ホームページや他のSNSと連動で集客効果
Instagramにお店のホームページやSNSのURLを載せることで、Instagramを見たユーザーが、ホームページや他のSNSへもアクセスしてくれる可能性があります。
Instagramのフォロワー数を伸ばすことで、派生的にほかの媒体への集客効果も期待できます。
そのため、Instagramのユーザーに興味を持ってもらうために、プロフィールを充実させたり、目を引くようなコンテンツを考えたりする工夫が必要となってきます。
いかにInstagramのユーザーに刺さる、コンテンツを提供できるかが鍵じゃな
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飲食店がInstagramやるデメリット
飲食店のInstagram運用は、メリットの方が多いですが、デメリットもあります。
- 集客するまでに時間がかかる
- PR感が強いとフォロー率が下がる
Instagramのユーザーに刺さるコンテンツを作るには、企画を考えたり、撮影や動画の編集、文章の作成、適切なハッシュタグをつけるなど、やることが多く、どうしても時間が足りません。
また、宣伝の色を強く出し過ぎる投稿ばかりだと、Instagramのユーザーからは嫌がられます。Instagramには、Twitterのようなリツイートできる機能がないので、どうしても拡散力がほかのSNSより弱いです。
このような時間不足とノウハウ不足を解決するいちばんの方法は、その道の専門家に任せることです。
餅は餅屋で専門家に任せるのが、いちばん早くて合理的な対処法じゃ
集客するまでに時間がかかる
SNSでの集客は短期戦ではなく、長期戦です。Instagramのユーザーに刺さるコンテンツをコンスタントに投稿をしていく必要があります。コツコツと継続して、徐々にファンを増やしていきます。
特にInstagramは、Twitterのようなリツイートできる機能がないので、拡散力が弱いです。よって、短期で爆発的な拡散を見込むのは難しいです。
またInstagramの投稿は、スマホの画面いっぱいに写真や動画が表示されるので、TwitterなどのほかSNSに比べて、よく吟味してからフォローする傾向があるのも、集客に時間がかかる要因です。
PR感が強いとフォロー率が下がる
Instagramでは、前面にPR感が出過ぎてしまうと、フォロー率が下がります。また、既存フォロワーからもフォロー解除をされる原因になってしまいます。
Instagramは、PR感を出さなくても、質の良いコンテンツを提供し、エンゲージメントを高めることで自然とお店のファンが増えていきます。
お店の魅力をしっかりと発信することで、お店のファンを増やし、集客につなげていきましょう。
Instagram運用をするかしないかで大きく差が出るから、まず始めてみることが大事じゃ
飲食店おすすめのInstagramの運用方法とは?
飲食店のInstagramの運用方法には、いくつかのコツがあります。コツを知っているかどうかが、Instagramからの集客できるかの大きな分かれ目です。
8つの運用方法のコツをしっかりと実践することで、Instagramから集客を狙いやすくなります。
- 運用代行を活用するのがおすすめ
- ターゲット選定
- プロフィール設計で差別化
- アカウントの世界観を統一
- 投稿の頻度とタイミング
- 視覚的に魅力的な写真や動画を投稿
- 関連ハッシュタグの選定
- フィード投稿とリール投稿の使い分け
いちばんのおすすめなInstagram運用方法は、運用代行を活用することです。実績のあるプロに任せることで、時間不足や知識不足を補って、本業に集中できます。
最新のトレンド把握や、ノウハウを吸収することも可能じゃ
運用代行を活用するのがおすすめ
Instagram運用とひとことで言っても、読者のニーズを踏まえて投稿の内容や企画を考えたり、日々のメッセージやDMを確認する運用業務など、やることはたくさんあります。
また、Instagramの運用以外にも、ほかの媒体の広告宣伝も行って、なおかつ本業もこなすのは至難の業です。
自力での対応に限界を感じたときには、Instagram運用代行を活用するのがおすすめです。
- 短期間でアカウントを成長させることができる
- ノウハウを学べる
- 人件費や教育費の削減になる
- 炎上リスクの回避
実績のあるプロが運用してくれるので、短期間で初速をつけることができます。また、旬のトレンドや傾向を知ることができるのもメリットです。
また、プロが運用するので、人件費や教育費などを最小限に抑えることができます。なにより、法律の知識も豊富なので、投稿のチェックや監視をすることで、炎上を未然に防ぐこともできます。
苦手な分野は、積極的に人に任せるのも経営手法のひとつじゃな
ターゲット選定
Instagramのターゲット選定は、ユーザーのニーズを捉えることにつながります。
Instagram運用を始める前に、どんなユーザーがお店に来てくれそうか、どんなユーザーをお店に集客したいかをイメージして細かくターゲット選定をしましょう。
- 性別
- 年齢層
- 職業
- 家族構成
- 興味や関心など
プロフィール設計で差別化
プロフィールは、アカウントを見に来たInstagramのユーザーがフォローするか決める、アカウントの顔です。
ユーザーが自分のプロフィールをせっかく見に来ても、プロフィールに魅力がない場合、数秒以内にユーザーはそのアカウントから離脱してしまいます。
- お店のコンセプトを入れる
- お店の看板メニューでアピール
- 独自のキャンペーン情報
- お店の情報(店舗の住所、営業時間など)
プロフィールは、お店のコンセプトをしっかりと盛り込んで独自性を持たせることで、他店と差別化を図りましょう。
アカウントの世界観を統一
Instagramのアカウントの世界観を統一させることで、ユーザーにお店のコンセプトが伝わりやすくなり、ユーザーから興味・関心を持ってもらえます。
Instagramのユーザーが興味・関心を持つことで、ほかの投稿の閲覧やフォローにもつながるため、アカウントの世界観の統一はとても大切です。
- ターゲット層へ向けて発信
- 色味、デザインを統一
- 写真の構図を決める
- 文字入れ投稿、写真のみの投稿
事前に、投稿内容や投稿デザイン、写真の構図などをしっかりと決めて、世界観に一貫性を持たせるようにするとよいぞ。
投稿の頻度とタイミング
Instagramの投稿頻度とタイミングは、投稿を見てもらうためにとても大事です。したがって、投稿する頻度とタイミングは戦略的に行いましょう。
投稿の頻度
Instagramの運用初期は、投稿の頻度は、毎日投稿か2日に1回以上の投稿が理想的です。
頻繁に投稿することで、投稿の質が低下するのであれば、少し頻度を下げて3日に1回程度を定期的に更新をしましょう。
Instagramのアカウント初期は、アカウントパワーが弱いと言われているので、アカウント認知のために頻繁に更新することで認知度が上がります。
投稿のタイミング
Instagramの投稿時間は、ターゲットのライフスタイルに合わせることで閲覧率が上がります。
例えば、ターゲットが20代から30代のフルタイムで働く会社員の場合、どんな時間にInstagramの投稿するのがいいのでしょうか?
- 朝7〜8時(出社前)
- 昼12〜13時(昼休憩時)
- 18時以降(終業後)
- 20〜22時(夕食後〜就寝前)
ターゲットのアクティブな時間に投稿することで、閲覧率が上がり、アカウントの認知度もアップします。自分のターゲットの行動をしっかりと分析して投稿しましょう。
視覚的に魅力的な写真や動画を投稿
飲食店のInstagramのアカウントでは、写真や動画の精度がとても大事です。
視覚的に、美味しそう、食べに行きたい!と感じる写真や映像は、ユーザーの興味を惹きます。Instagramのユーザーの興味を惹くと、次回の飲食店の候補として、フォローや保存につながります。
- 臨場感を感じる美味しそうな料理
- 料理の温度感などがわかる
- 美味しそうに食べている人の姿
- お店の雰囲気がわかる
投稿写真や映像には、湯気が出ている温度感のある料理など、臨場感のある写真や動画で、視覚的に魅力を伝えるようにしましょう。
関連ハッシュタグの選定
Instagramの関連ハッシュタグを付けることで、自分のアカウントが認知されるきっかけになります。
- ハッシュタグの個数
- 検索ボリュームの組み合わせ
- 関連ハッシュタグ
- 予想ハッシュタグ
ハッシュタグの個数
Instagramのハッシュタグの個数は、最大で30個まで付けることが可能です。
30個全部を付ける必要はありませんが、関連のあるハッシュタグを15〜20個程度を付けることで、Instagramのハッシュタグからのユーザー流入も狙っていきましょう。
検索ボリュームの組み合わせ
ハッシュタグには、検索ボリュームが多いタグと、少ないマイナーなタグがあるので、検索ボリュームに合わせてバランスよく付けましょう。
Instagramのアカウント運用初期は、検索ボリュームが多いハッシュタグばかり付けても、自分のアカウントが上位表示されることはほぼありません。
Instagramの運用初期は、マイナーなタグを少し多めにして、ハッシュタグ検索からの流入も積極的に狙っていきましょう。
関連ハッシュタグ
Instagramの投稿に付けるハッシュタグは、お店の関連性のあるハッシュタグのみを付けます。
関連性のないハッシュタグを付けても、Instagramのハッシュタグ検索からユーザーの取り込みはできません。
関連性のあるハッシュタグのみを付けて、Instagramの自分のアカウントへの流入を狙っていきましょう。
予想ハッシュタグ
飲食店を探すときに、Instagramのユーザーが検索しそうなキーワードをイメージしてハッシュタグを付けてみましょう。
Instagramのハッシュタグを予想することは、ユーザーのニーズを捉えることにもつながるので、とても大切です。この予想ハッシュタグは、投稿にも活かすことができるので、たくさん思い浮かべてみてください。
フィード投稿とリール投稿の使い分け
Instagramには、主に3つの投稿スタイルがあり、投稿目的がそれぞれ異なります。
それぞれの目的を意識することで、エンゲージメントが高いアカウントに育てることができるぞ!
※Instagramにおけるエンゲージメントとは、「いいね」「保存」「コメント」など、ユーザーからの得られるリアクションのことをいいます。
- フィード投稿
- リール投稿
- ストーリーズ
フィード投稿
Instagramのフィード投稿とは、アカウントのプロフィール画面に表示されている一般投稿のことです。この一般投稿は、フォロワーのホーム画面にも表示されます。
既存のフォロワーと新規ユーザーに向けて、お店のコンセプトを伝える
Instagramのアカウントの世界観を意識して、リール投稿やストーリーズでは出せない濃い内容で、お店の魅力を伝えていきましょう。
リール投稿
Instagramのリール投稿では、最長90秒までのショート動画を投稿することが可能です。
新規ユーザーに向けて、アカウントの認知度を上げる
Instagramのフィード投稿と異なり、リール動画は、ランダムで既存フォロワー以外の画面にも表示されるため、多くのユーザーにアカウント認知されるきっかけになります。
Instagramのアカウントの認知度を上げるために積極的に活用していきましょう。
ストーリーズ
Instagramのストーリーズとは、写真やショート動画などを簡単にシェアできる投稿スタイルです。最大の特徴は、投稿したストーリーズが24時間経過後に消えることです。
既存フォロワーとの交流により、エンゲージメントを高めること
Instagramのストーリーズには、リアクション・質問・アンケート・メッセージなどがあるため、既存フォロワーとの交流しやすいです。機能をうまく活用して、エンゲージメントを高める投稿をしていきましょう。
飲食店のInstagram運用成功事例
Instagramを集客のツールとして活用して、成功をしている企業は数多く存在します。
新型コロナウィルスの影響によって、外出する機会が以前より減っている現状では、InstagramなどのSNSを活用した集客戦略は、飲食店にとって不可欠なものです。
いかにして店舗に足を向かせるか、その点に注力をしながら、Instagramを駆使したいくつかの施策があります。
シェイク シャック
シェイク シャックのInstagram運用では、ユニークな企画やキャンペーン、魅力的な写真の投稿が特徴です。インバウンド向け新商品グッズを、写真やコメントとともに掲載するなど、わかりやすくイメージを伝えています。
また、POPでおしゃれな投稿で宣伝感を薄めているのもポイントです。そして、楽しげな店員の写真も投稿されており、働きやすい職場というイメージを、堅苦しくなくアピールしているのも目を引きます。
そして、シェイク シャックといえば、ハンバーガーです。食レポ風の投稿やイベントと絡めた投稿など、興味を掻き立てるいろんなバージョンでのメニュー紹介は、見ていて飽きません。
ファイターズ ダイニング ロスター
ファイターズ ダイニング ロスターとは、北海道日本ハムファイターズの直営レストランで、新千歳空港の国内線ターミナルビルの中にあります。
ファイターズ ダイニング ロスターのInstagram運用では、ハッシュタグの活用や、フォロワーと積極的に交流を図るのが特徴です。フォロワーのメンションにすぐ反応するなど、フォロワーの声を拾う姿勢が感じられます。
また、ハッシュタグを組み合わせることで、より多くの人にツイートを見てもらえるメリットもあります。
そして、新庄監督や若手選手を、新商品のPRと絡めて投稿に登場させることで、ファイターズっていい球団だな!と思わせる工夫も随所に感じられます。
いかに、ファンになってもらえるようなツイートを投稿するかが、腕の見せ所じゃな
まとめ
Instagramは、幅広い年齢層に根付いており、全年代の利用率は48.5%です。最近では、Instagramのハッシュタグ検索を使って飲食店を探す人が増えており、それに応じて、飲食店のInstagram運用も増えています。
投稿を作るのに時間がかかったり、拡散力がTwitterに比べて弱いというデメリットもありますが、Instagramは毎年右肩上がりに利用者が増えているので、効果的に利用すれば強力な宣伝効果があります。
自社でのInstagram運用が難しければ、実績のあるInstagram運用代行を利用するという手もあります。Instagramを利用して効率よくフォロワーをお店のファンにして、集客に繋げましょう。
飲食店の集客は、Instagramを上手く活用して、フォロワーをお店のファンにして初速をつけるのじゃ
\ Instagram初心者で、何から始めればいいか分からない人へ/
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